宮崎港で水揚げされる「しらす(ちりめん)」は、南は青島から北は、一ツ瀬川河口海域の全長約25kmの海岸線で漁が行われます。
この海岸線は、青島海水浴場や木崎浜、富田浜海岸などサーフスポットでも有名で、綺麗な白い砂浜が形成されており、色質良いしらすが水揚げされます。
自社船「共和丸」」により水揚げされた「しらす」は、すぐに当加工場に運ばれ、水洗いされ釜茹でされます。
当店の釜の中には、水と赤穂の塩のみが入り、「ちりめん」を絶妙な塩加減に仕上げています。
また水流の力で釜茹でするので、「しらす」を傷めることなく、「釜揚げちりめん」が出来上がります。
出来たての釜揚げちりめんは、すぐに風通しと衛生面から50cmの高さの干し台の上にカヤ(網)を敷いて干していきます。均一に干すのには熟練の技が必要ですね。
干し上がった「ちりめんじゃこ」は、まず風力選別機で大きさを揃え、異物を取り除き、さらに色彩選別機でかえりやイカの子などを取り除きます。
もう一度風力選別機にかけ、最後に「より方」という手作業を経て、安心・安全な「宮崎ちりめん」が出来上がります。
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